2018-01-02 (Tue)✎
市販投光機のLED(消費電力約15w)を使い、Φ18-F9mm のゴールド楕円鏡を組み合わせた。
結果は黒い紙なら容易に焼き穴が開く。推定温度は約300℃。
可視光による加熱なので、見た目に白い物はほとんど加熱しない。これはマスキングにより加熱したくない部分を守る事が容易であるとも言え、メリットにもなり得る。
また透明なプラスチックやガラスの裏側の物を加熱するという応用も可能だろう。
透明なプラスチックやガラスは加熱せずに光が素通りするので、それの裏側にある金属等を直接加熱できる。
現状ではパワー的にハロゲンランプには勝てないが、将来の可能性は大きい。
メリットは比較的狭い波長域が選択できるので、色々な可能性がある。寿命が長いのも、もちろん大きなメリットだ。
シリコンウェハは近赤外線は吸収しにくいが、可視光ならほとんど吸収する。
人体は可視光~近赤外光を比較的良く透過するので、皮膚深部の加熱が可能になる。皮膚表面を空冷,水冷しながら行えば、皮膚深部のみを高温にするという特異な加熱も可能になる。
金属は一般的に可視光域の吸収が良い。白い紙等で簡単にマスキングができるので、目的部分のみの加熱が容易だ。
スポンサーサイト