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お風呂を新調しました!



これまで使っていたユニットバスは25年が経過して、かなり痛んできた。またもともとが狭すぎだ。面積は160cm×120cmしかなかった。そこでサイズアップ(230cm×160cm)して新しくすることにした。ユニットバスのメーカーはパナソニック、施工業者は会社関係の工事でつきあいのある(株)なるとさんにした

グレードは最高のLクラスにし、ほぼフルオプション。加えて50インチTVと常時エアコンシステムを加えた。費用は壁をこわして外部に拡張する必要があったこともあり、約300万円かかった。後日談:このテレビをモニターとして使い、マウスとキーボードも持ち込みパソコンとしても使えるようにした。その結果、入浴時間がさらに長くなり、2時間にもなってきた。 

リフォーム業者はピンキリ。なるとさん(姫路市的形町079-287-9319)は比較的良心的な業者さんです。いろんな要望を聞き入れてくれる柔軟性も◎。でも全てまかせておけばOKというのではなく、細かい指示は必要。全てまかせておける業者さんがいればベストだが、見たことはない。たぶん存在しない?言ったことに誠実に対応してくれれば良しとしよう
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このリフォームの目玉はなんといっても大型TVだ。通常の窓は外の景色がどんなに絶景であっても、変化しないからすぐに飽きて感動も何も無くなる

その点、窓がテレビだと見えるものが常に変わるので飽きるという事が無い。ケーブルテレビは100チャンネル近くあるしビデオオンデマンドもある。DVDも見る事ができる。またインターネットに接続しているのでユーチューブや各種配信サービスなどで音楽や動画をいくらでも見る事ができる。映像,音楽ソースは無限といっても良い

テレビまでの距離は出窓型にしたこともあり、浴槽からの鑑賞に十分耐える。出窓型にする効果は大だ。もちろん洗い場からの鑑賞が距離的にはベストではあるが

通常の窓には他にも欠点がある。こちらから見える場所からは、こちらも見られるという事であり、どんなに遠方であっても高性能望遠鏡を使われれば至近距離で丸見えと同じだ。また窓は断熱や防音性能,セキュリティ機能が劣るので、無い方が良いと思っている 
 窓としてテレビを使うための専用チャンネルがあるといいね 
 飛行機や自動車もガラス窓をなくせば強度,燃費面で良いものが作れる。テレビ窓は未来のアイテムなのだ。そのためには既成概念の突破が必要だ。そして近距離でも画像が遠方に見えるディスプレイの開発が必要だ。これはミラーレス自動車用モニターで特に重要だろう

窓が無いと換気できないと考える人もいるが、窓を開けての換気,乾燥など、ほとんど期待しない方が良い。ここで採用した常時エアコン換気とは比べ物にならない。それに窓を開けているといろんなものが侵入してくる。虫,蛇,埃,ドロボー

230cm側の面いっぱいに鏡を付けた。常時エアコンシステムにより曇りにくいが、寒くなるとやはり曇る

テレビは浴室専用も売っているが、大きなものはなく、また価格が高すぎる。上写真の様にハメゴロシの窓を作り、その外側にテレビをおけば普通のテレビが使える。今回採用したのはシャープのアクオス50インチLC-50W30送料税込み総額¥81200.
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浴槽は有機ガラス系人造大理石でグリーンのキメラ仕様。床は床暖房付。小物は透明ブラウンの厚手のアクリル仕様 (別購入3点セット約11000円)

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オプション満載なので浴室内コントローラもいっぱいだ

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バスサウンドという約6万円のオプションがあったので、テレビで音楽鑑賞するには必要と考え採用した。しかし現物を見てびっくり。上写真の右から2番目がそうであり、なんとこれ自体がスピーカーなのだ。音声出力は0.5Wというオモチャ

音質はケータイ,スマホと同レベル以下だ。音楽鑑賞なんて全く無理なとんでもないシロモノだった。音楽鑑賞どころかテレビでの人の話し声ですらボリュームをいっぱいにしても他でシャワーを使っていたりするとその音でかき消されて聞き取れなくなる。私が企画設計するならならコントローラはこれでよいが、外部スピーカを天井あたりに付けるだろう。16cmツーウェイあたりで普通には十分だ。オプションでセンターウーファが有ると尚良い。

メーカーがパナソニックだから、そこそこの常識はあるだろうと思い込み、よく確認しなかったのが失敗だった。パナソニック全体としては音響に詳しい人はたくさんいるだろうが、それがユニットバス部門に反映されるとは限らないのだ。こんなことは3流オーディオマニアでも絶対にしない。アーお粗末だー! シンジラレナイ 
  あのパナソニックなのにねー  これまでパナソニック製品で大外れは無かったが今回は - - -  

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                               テレビ画面と窓枠を下から見上げたところ

オプションのバスサウンドが使い物にならなかったので上写真の様にヤマハの防水スピーカー(ペア¥18000)を追加した。アンプは20w×2のデジタルアンプを採用。これは2千円程度で買えるが10~20年前の10万円以上のアンプより優れている。特性もだが電力効率が抜群に良い。技術革新,デジタル化による旧来製品破壊力はすごい

またバスルームは音響が難しい(残響,定在波等)のでグラフィックイコライザーを加えた。200Hz付近を抑えて80Hz以下を持ち上げてやらないと音響が悪すぎる。また防水スピーカはオーバーダンピング気味で、低音の出が悪く、音のやわらかみが無い。こんなスピーカーに更にアンプがダンピングをかけるのはまずいと思い抵抗器を挿入してアンプのダンピングファクタを約0.5にした。
 これの効果はびみょーだね  ダンピングファクタは低いほうが一般受けする音になるよ。1前後がお勧め。スピーカの種類にもよるけどね。ダンピングファクタが高いと再生音としては正確になっていくんだけど低音が抑えられてゆったりと出てこない。

60Hz付近のブーストは18db。しかしこれでも低域は不十分。将来は低温専用スピーカを浴室外に設置しよう。60Hz以下の低音は壁をほとんど素通りするから、外部設置でもたぶん良いのだ

空調された空気は上写真の出窓の内面上の2つの丸穴から放出され 出窓の空間を満たす。ガラスの曇りを防ぐために考えた構造だ。これ以外にもガラスにはペアガラスを使った。くもらないように断熱効果を高めて温度差ができないように、また防音効果を期待して採用した

結果的には防音効果は十分。ロックコンサート並の大音量で鳴らしても外部ではほとんど聞こえない。ガラスの曇りは大幅に改善するが、ミストサウナにすれば多少は曇る。寒い季節はもっと曇る。しかし大画面なので、またガラスとテレビがかなり密接しているので画像劣化は許容範囲だと思う

このエアコンシステムはガラス窓だけでなく大型の鏡の曇りもある程度は防げる。エアコンされた空気の効果は大きい。しかし専用のエアコンを付けているわけではない。リビングその他の部屋は年中24時間エアコンしているので、その部屋の空気をダクトで運び浴室に放出して、またその空気をリビングにもどして循環させているだけだ
 循環させるのは省エネのためだよ。常時エアコンされた部屋は乾燥しやすいので、風呂からの湿気は歓迎

参考:我が家の全体の空調システム→家のあれこれ

このエアコンシステムには別の効果もあった。流れてくる空気はさほど多くはないのだが、裸でバスタブに入っている時には空気の流れをしっかり感じる。これが上から浴槽に向かって流れ込むので結構頭が涼しいのだ。ちょうど露天風呂に入っている時の感覚に似ている。これならば湯のぼせもしにくいだろう

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オプションの床暖房(約10万円)を付けた。しかしこれに付いてきたコントローラは上写真左側のもの。ただのタイマーではないか?!これが床暖房のコントローラだという事さえ表示されておらず、しかたなく自分でテプラを張って対処した

更に信じられない事にこの床暖コントローラには温度調節が付いていない!!!
 10万円もする床暖にそれはないだろー 3000円程度の暖房器だって強弱切替えぐらいはあるぞー

いくら何でもそんな事はあり得ないだろう!と思って何度も確認したがパナソニックの床暖房には温度調節がないのだ。試しに使ってみると、熱くて同じ場所に長くは足を置いていられない。こんな所に急病で倒れ込んだりしたら、低温火傷で死んでしまう  マジです。こんな製品がパナソニック社の安全基準や商品性基準をパスしたとは信じがたい  でもこれは現実なのだ  家電屋さんのイメージで電気関係に強いだろうと思いパナソニックにしたが、全くの期待外れ。TOTOやリクシルとも比較検討するべきだった

バスサウンドの件といい本当にパナソニックユニットバス部門の電気関係オプションのセンスは素人以下だ。もしパナソニックのユニットバスを検討している人がいれば、このあたりの確認を十分にすることをお勧めする。というか、このあたりの常識をパナソニックユニットバスに期待してはならない。いくら苦情を言っても彼らは一言も応えなかった  パナソニックって結構お気に入りブランドだったんだけど、幻滅だー

しかし、このままでは床暖房は使い物にならないので上写真の下の様に温度調節器を自分で追加した(SCR電力コントローラ)。これで床暖も適温が得られるようになり、床に座り込んで体を洗ったりテレビを見たりしている。床暖無しだと最初に湯で温めていても長く座っていると冷たくなってくるが、床暖ありだといつまでも温かいのでついつい長湯になってしまう

長湯ついでに風呂に防水パソコンと電話機を持ち込み、仕事もバスルームでやってしまおうかというトンデモ構想も持っている。私はこういう事を本当にやってしまう事が多々あるので恐れられている? 後日談:パソコンは実行しました。

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その他のオプションとしては酸素美泡湯とミストサウナ(写真上)。酸素美泡湯は湯の中にマイクロバブルを発生させるもので、普通の湯がミルクの様になる。マイクロバブルがはじける時のプチプチとした刺激感も心地よい。このオプションは価値があった

ミストサウナは夏場はあまり使わないが寒い冬、特に風邪をひいたときには大いに利用するだろうと思っている。風邪で傷んだ喉には水のミストを含む空気が気持ちよい。治療効果も大きいと信じている。これまでは吸入器を使っていたが、風呂でミストサウナという選択肢が増える。長時間でも楽に吸入できるので期待している

しかしこのミストサウナは「クリアミスト」との事で、水滴が微粒子なので目に見えない。私としては目に見える霧の方が雰囲気的に良かったかなーと思う    超音波加湿器を持ち込むと良いかも

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 風呂への入口付近。ドアのガラスは特注で透明アクリルにしてもらった

不透明のガラスはダサイし狭苦しい。やはり高級感=クリアでしょう

今回のリフォームは浴室のみで脱衣所は手つかずだったため、右半分は古さを感じる

でも今の脱衣場は自分でリフォームしたもので大型洗面台やペダル式蛇口などがあり、捨てがたい 後日談:こちらも追加リフォームしました。さらに大きな洗面台にした 100cm→120cm



      
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