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恐怖の人体実験リアルタイム


私は実験が結構好きだ。その関係もあり、現在でも自分のからだで人体実験をしている。 テーマはまあ不老不死へのチャレンジみたいなものだろう。しかし私は理論的に納得できるものにしか手を出さない。イメージだけの精力剤とか説明が全く納得できない水素水だとかサメやスッポンや何とかのキノコなど商売っ気丸出しで嘘八百な物には興味無い、というか嫌悪している。 あくまでしっかりした研究機関が学術的にマジメに研究している物に限る

実験① レスベラトロール

2011年6月12日のNHKスペシャルという番組で紹介していたので知った。長寿効果, ガン抑制効果, 認知症抑制効果が期待されており、ちゃんとした研究機関でマジメに研究されている様だった。またアメリカではかなり話題になっているらしく薬屋の棚にたくさんの種類のレスベラトロール薬が売られていた

動物実験レベルでは前記したような効果はかなりでていた様だが、人体では正式に認定された効果はまだ無い様だった。 少し気になるのは、ある製薬会社が長寿薬としての効果は無いという結論を出し研究を打ち切ったこと

それでも私は早速入手してみることにした。長寿効果はともかく脳の前頭葉の血流が増えるので認知症を防ぐ効果とかガン抑制効果などはまだ十分に見込みがあったからだ。 それにレスベラトロールはポリフェノールの一種であり強力な抗酸化作用がある。 それだけでも有用だし、 またフレンチパラドックスの原因物質とも見られている。 それに少なくとも悪い副作用はないと思えた   フレンチパラドックスとはフランス人が高脂肪食なのに心疾患等が少ないという矛盾。 これの原因としてブドウ酒を多飲しているので、 これに含まれるレスベラトロールの作用ではないか、とうわさされている  あくまで  う・わ・さ

レスベラトロールはブドウ皮やイタドリなどから採れる。ブドウ皮はコストが高く、イタドリは安価に大量生産できるらしい。しかし日本ではイタドリを使うと薬事法に引っかかるとかでブドウ皮のものしかなく高価で含有量も数ミリグラム程度だった。 そこで個人輸入することにした。 これなら500mgのカプセル剤が約150円で入手できた。それからずっと毎日500mg服用しており、もうすぐ5年になる
 150円×30日=¥4500/月 結構お金をかけてるねー 

飲み始めて2~3ヶ月で実感できたことは頭髪の抜けが少なくなったこと。私は毎日洗髪しており、排水口に溜まる抜け毛の量を観察しているが、レスベラトロール服用前に比べ半分以下になった。それは現在まで続いている。頭髪の量は増えたと思う

しかしこれがレスベラトロールによるものなのか、他の原因によるもののかは分からない。なにしろちゃんとした実験ではないのだから何とも言えない。 確信を持って言うには少なくとも二重盲検法等で確認しなくてはならないから個人では無理だ

また私の目はまだ老眼になっていない。4月で64歳なのに30cmから無限遠までピントが合う。 星はちゃんと点像で見える。一時期、十字型にみえたりにじんだりして心配したが、完全に回復した。白髪もあるけれどあまり目立たないレベルだ(追記:67歳でもまだOK。2019/05/05) 

しかしこれらは5年前でも十分に発現が遅かったとも言える。 たいていの人は60歳に近ければ老眼や白髪が出ている。 だからこれらはレスベラトロールのせいでは無い可能性もある。 単に私の実質加齢がバラツキとして遅いというだけかもしれない

その後の研究結果を見ているとレスベラトロールに長寿効果や認知症予防, ガン予防効果があるのかどうか疑わしいというのが現状だろう。 しかしレスベラトロールの服用をやめたらどうなるか不安なのでレスベラトロールの服用はやめられない!
   困ったもんだね   やめられない、とまらない ・・・・・

一度、量を1000mg/日に増やしてみたことがあった。そのせいかどうかはわからないが、2~3日後に強烈な歯痛に襲われた。可能性として急激に抗酸化物質が増加して体内の活性酸素が過剰に除かれ、細菌やウィルスの増殖を助けた可能性があるので500mgにもどした。 レスベラトロールの抗酸化作用は強力だから意外な注意点なのかもしれない。つまり急激な抗酸化物質の増加に身体の免疫システムの対応がついていけず一時的な免疫力の低下を招いたのかもしれない
  ちょっとひと休み     
img_578445581.jpg                                       奈良の大仏さん

img_8457410.jpg                           奈良公園の鹿さん

img_56525452.jpg 鯉さん。この寒いのに鯉たちは服も着ないで氷水の中!寒そうだ。
でも親切心でお風呂に入れたり服を着せたりすると鯉は迷惑します。たぶん
 私たちだって服着せられて化粧させられて迷惑してるぞー 

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実験② メトホルミン

最近また人体実験の薬が増えた。糖尿病治療薬メトホルミンだ。これは最近のネットニュースなどで話題になった →   クリックで参照。 ネット民の一部はフィーバー状態だ

イギリスで行なわれた18万人規模の調査でこの薬を投与されている糖尿病患者は他の薬(SU薬等)を投与された糖尿病患者より平均約8年も寿命が長かったとか。またガンにかかるリスクがかなり減るというのも医者や研究者の共通認識の様だ

パーキンソン病やアルツハイマー,骨粗鬆症の改善効果も期待できるらしく、アメリカのFDA (日本の厚生省みたいなもの) が長寿薬としての臨床試験をGOした。メトホルミンを糖尿病患者だけでなく健康な人にも投与すれば画期的な長寿薬になるかもしれないということだ

長寿薬の臨床試験承認はこれが初めてらしい。 つまりこれまでは病気を治療することで間接的に寿命が伸びる事はあったが、 寿命を伸ばすこと自体が目的となった薬が承認されるかもしれないというのは世界初で大ニュースなのだ

ネズミによる動物実験では約40%も寿命が伸びたらしい。これを健康な人間に適切に投与すれば50%の寿命延長も期待でき、人の平均寿命は120歳超えになる可能性もあるらしい。 しかもヨボヨボになってから長生きするというのではなく、 老化の進行速度自体を遅くするのだ。 実年齢80歳で現在の50歳と同程度の老化で済むとしたら魅力だろう  ホントならすごい! でも年金問題等はどうすんの?  そんなことまで気を回す余裕は無いのだ   この飼い主は自分の事しか考えてないなー    とーぜんだろー

今年あたりからこの臨床試験が始まるらしいが、こんな臨床試験は結果が出るのに10年はかかるだろう。そんなの待ってられないから私も人体実験に勝手に参加することにしたのだ。 仮に50%寿命を伸ばすとしても、それは余命に対してだろう。 私の場合は平均余命が20年ほど。 もし平均余命を50%伸ばすだけなら10年の増加でしかない。 120歳以上まで生きるには0歳から始めなくてはならない?

この薬は国内では医者が処方箋を書かないと入手できない。しかし個人輸入なら合法的に簡単に入手できる。1日量850mgで試すとすれば薬の価格は1錠約20円だった。 しかしこれを1日1回でまとめて飲んではダメなので2~3回に分割して飲む事にした。でもこれは結構めんどくさいし、割った薬は尖っているので飲み込む時に喉が痛い。なにしろこの850mg錠剤はびっくりするほどデカイのだ  医薬品の個人輸入が認められてるのは、自分が自分の責任で飲む場合に限る。他人に渡すと違法だよ
 個人輸入は合法的に代行してくれる業者はいっぱいいる。だから簡単に入手できるのだ。 飼い主が使っている業者なら紹介するよ

私は色々な病気らしきもの?で定期的に通院しているので医者に相談してみた。最近血糖値が高くなってきているので心配だから予防的にメトホルミンを1日750mg飲みたい!と。医者は快くOKしてくれ、250mg錠を1日3回で処方してくれた。これはエンドレスで続けてもらえるだろう。薬価は1錠約9円で安い。 定期的に血液検査をしてくれているので体調変化もチェックしてもらえる

実際に糖尿病予備軍にメトホルミンを投与すると、糖尿病に移行するリスクが減るらしいから嘘ではないのだ。わずかな薬代を惜しんで糖尿病に移行してしまったら、もっともっと大きな費用がかかるのだから長い目でみれば医療費低減につながるだろう   実際、そうだとおもうよ      個人輸入した1000日分の薬(2万円)はどうするの?

もし良い結果が出れば報告しますので、社会還元できるかも。でも最終結果が出るのは私が120歳を超えてからだから約60年後になるけど、途中の中間報告はするよ。 気長に待ってください    私もにゃん体実験に参加しようか?
 
 この飼い主のリポートを含めて「個人の感想」というやつは信用するに値しない。たとえ善意のリポーター?でもだ。様々な影響を取り除いて本当の効果をあぶり出すには二重盲検法などですごい手間隙がかかる
 
だから業者が自社製品のPRにタレントなんかを使って「すごく効きます(個人の感想です)」とか書いてあれば100%嘘っぱちだと思った方が良い。マイナスイオン,アガリスク,気功,水素水,etc - - だまされないように気をつけようね 
  
 宣伝のためによく大学教授などをかつぎだしているけど、これも1人や2人なら絶対信用ならない。小保方さんはずっとましな方の例なのだ。 複数のちゃんとした研究チームが確認してOKをだしたものならまあだいじょうぶだろう、というレベルだ。 更に先進国の政府系機関のお墨付きがあれば、より信用できる

メトホルミンは糖尿病薬として60年の使用実績があり、副作用も少なく薬価も安いのが魅力だ。副作用も詳細に把握できており、予想しなかったような副作用が隠れている可能性はほぼない

ちなみに糖尿病といえばインスリンだと思われるだろうが、 これは他の方法で対処できない患者に対する最終手段みたいなものだ。インスリンは激しい作用があるので、 少し間違うと低血糖で倒れたりする。 また血中インスリン濃度が高いとガンにかかりやすい。確実に寿命を縮める。 だからまず食事療法で対処し、メトホルミンやSU薬を試し、 それでもダメな場合にインスリンが処方される。 その場合でもメトホルミン等が補助的に使われる事が多い

この補助的に使われる薬剤としてメトホルミン(ピグアナイド系)の他にもSU剤とかがあるわけだが、 両者は作用が全く違う。 SU剤は膵臓のインスリン分泌を増やす作用がある。それに対してメトホルミンはインスリンの分泌を増やす作用は無いが、 別のメカニズムで糖の生成を抑え、 また身体をインスリンに対して敏感にするためインスリン必要量が減る

インスリンが増えないメトホルミンはガンにかかるリスクも減るわけだ。 日本ではなぜかメトホルミンを使いたがらないらしいが、 世界的には糖尿病に対する第一選択薬になっているらしい。 メトホルミンを使えばガンにかかりにくく、また平均寿命が8年も長くなると分かった以上、 日本の医者もメトホルミンの使用を増やしていくだろう 

 日本の医者がメトホルミンを使いたがらなかったのは副作用として10万人に数人レベルで乳酸アシドーシスを起こす可能性があると言われていたためだろう(現在ではほぼ否定されているようだ)。これは結構重篤な症状になる場合があり、死ぬ事もあるらしい。しかしそんなごく稀な副作用を恐れて平均寿命を8年も縮めたのでは話にならない。10万人に5人の割合で副作用がでて、それで全員寿命が10年縮んだとしても、全体としての平均寿命の低下は5時間以下だ。 8年のプラス効果と5時間のマイナス効果の比較だから数学的な判断ではメトホルミンの使用をためらう余地は無い。 しかしこれはあくまで平均の話。 率は低くても副作用に当たった当人にとっては重大事だ。 でも大きな利益を得るにはリスクを被らないと得られない。 なんでもそうだけど

 いくら率が低くても、1人死なすと病院がつぶれるかもしれない。そのてん平均寿命が8年減るだけなら、訴えられる事もないだろう。 だから病院経営という観点から見ると医者は今後もメトホルミンを使いたがらないかもしれない。 だから患者側からメトホルミンを要求するしかないんではないか? 飼い主が相談した医者も「本人の希望により処方」と書いていた。何かあったときのために責任の所在を明確にするためだろう
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実験③ その他

他にも症状が出ているわけではないのに予防的に希望して毎日飲んでいる処方薬には下記がある。 これも人体実験みたいなものだ

ワーファリン+アスピリン → 血栓予防。 血液を固まりにくくする

アテノロール  →  血圧を下げ脈が遅くなる(50回/分程度) 脈が遅くなれば体内時計も遅れ、老化が遅れると期待?

パリエット → 胃の保護、逆流性食道炎の予防

この中ではワーファリンがかなり要注意な薬だ。血栓予防効果は確実にあるが、その有効な作用の結果として出血すると止まりにくいというやっかいさがあり、ヘタをするとこれで死期を早めかねないからだ。 しかし血栓より出血の方が後遺症などを考えるとマシだと思い飲んでいる   交通事故で大出血したら人生終わりだねー

しかしこいつは薬効のコントロールも難しい。薬の効果が過剰になると簡単に皮下出血してあちこちに青アザができる。同じ量の薬を飲んでいても食事, 環境その他の変化で薬効が過剰になる事がある。 かといって減らしてしまうと効果が薄くなってしまう。 現在毎日1mg錠を3個飲んでいるが、 複数の青アザができると3日間は2個に減らして対応している。青アザは見かけはすごいけど2週間もすれば綺麗に無くなる。血栓で組織が壊死したらこんなわけにはいかないから、がまんしよう

2019年1月追記
ワーファリンはイグザレルト (リバーロキサバン)に変更。一般的には15mg錠が処方され、高齢の場合などには10mg錠が処方されることもある、という薬らしいが、私の場合には10mgでも過剰なので15mg錠を1/2という事になった。¥369円もするバカに高い薬なのだが、おかげで185円/日(’自己負担30%の55.4円)ですむ。トータルの薬剤費は約4300円/月(自己負担)になった。これにサプリメントの費用約6000円/月が加わり、1ヶ月の薬剤費は約1万円になっている。

イグザレルトを使ってみた印象
ワーファリンは、私には効きにくい薬だったが、イグザレルトは逆に普通の人より過度に効く。またワーファリンが効きすぎた時には派手な青アザが出来たが、イグザレルトの場合は効きすぎると黄色いアザができる。これは出血量が少ないためだろう。安心要素だと思っている。

その後、医者と色々な量を試した。10mg錠でも血液検査の結果、過剰であり、アザのできやすさでも過剰だった。しかしこれ以下の用量の錠剤は入手できない。

そこで10mg錠を半分にカットして処方してもらった。しかしこれでは効果が不十分だった。

次に15mg錠を半分にして試した。これでほぼ血液検査でもアザのでき具合でも許容範囲の量となった。高価な薬なので、錠剤を半分にカットするというのは非常に経済的な方法でもある。薬局でもカットしてくれるが、個袋に入れるのでかさばって仕方がない。そのためカットせずに処方してもらい、自分でカットして飲んでいる。 








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