2019-10-21 (Mon)✎
2019年9月22~23日,飛騨高山,石川方面に行ってきました。
台風で大荒れとの予報の中、9月22日,23日で飛騨高山,石川,福井あたりを旅行してきました。日頃の行いがとても良いので、台風が日本海を通り過ぎていたにもかかわらず観光地では全く雨には降られなかった。クルマで移動中には多少の雨はあったが。
22日の深夜1時頃出発。3連休とはいえ、この時間なら道は空いている。早朝、岐阜県の白川郷に着いた。朝7時ごろだから当然どの店も開いていない。早朝の白川郷をぶらぶら歩いた。しかしここは観光地ではあるが住民の生活の場でもある。出来るだけご迷惑にならないように - - -
地元の人に話をきいた。世界遺産になって観光客が来るようになり、この村もにぎやかになったが、昔は本当に寂しい農村で陸の孤島,雪に埋もれる土地だったとのこと。厳しい土地だったとしても住めば都、この村の人々はそれなりにこの土地が好きだったのだろう。しかし、それにしても人口(家の数)に比較して農地が少ない。昔はさぞ貧しかったのだろうと想像はつく。しかしその貧しさ故か、古い民家が建て替えられることなく古いものでは300年間以上も保存され、それが世界遺産になった。世の中、何が幸いするか分からない。合掌作りという建築様式は独特だが、豪雪地帯に良くマッチし合理的だ。傾斜のきつい屋根は雪下ろしの手間を減らす。積雪荷重にも強い。傾斜の強い屋根で居住空間を稼ぐには屋根裏を利用した高層化となる。

9時ごろには白川郷の駐車場をでて展望台にクルマで移動。外国人観光客が目立った。この人たちは白川郷や日本にどんな印象をもったのかなー。くれぐれも悪い印象はもたれませんように - - - -
その後、目的もなくどこに行こうか考えながらクルマで高山方面に戻っていると、前を走るバスの後ろ面に「新穂高ロープウェイ」と書いてあったので、行ってみる事にした。相当時間がかかったが1時すぎには着いた。(穂高はホダカと読むのだと思っていたが、どうもホタカと読むらしい)
第1ロープウェイのゴンドラ内より撮影
なんでも世界一の高低差のあるロープウェイ(高低差1036m,全長3171m)で勾配も相当にきつい。ロープウェイは2段階になっており、最上部展望台では標高2156mらしいが、周りの山々も結構高いし、山しか見えないから高さ感というのはあまり感じない。しかし私自身の経験としては2000m超の山に登ったのは初めてだ。(自分の足ではないけどね)

第2ロープウェイのゴンドラ内から撮影
山頂展望台より撮影 標高2156m
3時すぎには穂高を発ち、下呂温泉に向かう。途中、熊牧場というのがあったので、よってみた。熊というのは非常に芸達者だ。餌くれくれポーズもすごいし、餌を投げれば上手にキャッチする。熊牧場というくらいだから肉熊なのかな?乳熊って事は無いよね。そういえば所々のレストランで熊料理メニューがあった。ちなみに熊乳や熊チーズは見かけなかった。
熊牧場を出てしばらく行くと大鍾乳洞?というのもあったけど、旅館に6時には着きたいのでパスした。
22日の宿は下呂温泉の水明館。たぶん一番の老舗ではないかと旅館の人は言っていた?巨大な旅館(ホテル?)だったが、料理はやはり淡路島や城崎の方がいいなー。漁港が近いから素材が良い?それに水明館さんは上品だけどボリュームがない。まあこれは好みの問題。
下呂温泉でなくても飛騨高山には温泉がたくさんあることを認識した。今度来る時は飛騨高山の小さな温泉旅館も良いかもしれない。
何となく湯村温泉にも似た温泉町だなー。 さほど似てるとも思えんなー
朝11時に旅館を出て有名な兼六園に寄った。まあ正直、庭には興味無い。NHKドラマ"利家と松"の影響で何となく親しみは感じるんだけど。しかしこんなだだっぴろい庭を作ってどうするつもりだったのか?日本人の美意識,価値観はやはり箱庭,盆栽にあると思うが。質素倹約,わび,さびの美学。あーもったいない。
夕方4時頃、東尋坊に着いた。台風のおかげで海は大荒れで迫力あり。ただし波のしぶきが霧のように舞っており、顔が塩辛い。風も強く髪がバラバラネトネトだ。早くかえって風呂に入りたくなる。
柵などもなく、ここまで自由に危険な場所に近づけれる観光地は稀少だ。映画のロケに使われたり、自殺の名所などと言われるのも納得。今日は風も強いから、崖には近づかない様にしよう。
東尋坊にいる時に夕日が沈んだ。なかなか綺麗。でも赤い夕日にはならなかった。海の赤い夕日が好きなんだけどナ。
日も暮れて以上ですべての予定終了。あとは帰るだけ。たぶん4時間のドライブかな。猫どもが心配だ。ついでに鯉も。
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