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重力の正体

重力の正体に関する新解釈の提案。

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物理独自理論研究シリーズ  2023/01/05 S.Asada 修正、追記は随時

本論は現在構築中です。間違っていたらご指導ください。

本論は私のメインの仮説宇宙の成り立ち、宇宙誕生のストーリついて、ある程度のご理解を頂けたものとしての論理展開となる。これの大まかな内容は「ビッグバン宇宙論」とは全く逆説的な宇宙論である。

それは我々には観測不可能な領域にある外部空間という広大で高温、希薄な空間が舞台。そこに発生した巨大な「宇宙ブラックホール」のシュヴァルツシルト半径内を、我々の宇宙空間は落下過程であると想定している。


ここでは上記仮説構築中に派生した「重力の正体に関する新解釈」についての仮説を詳細に解説する。尚、本論を含め質量、エネルギー絡みの私の主張は3. 本論を導くための推論」の思考実験結果から導いている。


飼い主の妄想的独自世界観。どんどん加速膨張中。やれやれ - - -



1.目的


本論を思いついたきっかけは、[図ー2]思考実験装置による実験で、A、Bの2物質が重力場で重力結合していくとき、結合エネルギーを放出してA+Bの慣性質量が減少した。これの解釈として重力場では時間が遅れ、物質の四次元体積保存則(x・y・z・t=一定)により時間軸が伸びた分、三次元空間での体積(x・y・z)が減る。つまり慣性質量が小さくなり、小さくなった慣性質量相当のエネルギーが発生する(物質から解放される)と解釈した。


するとここで根本的な疑問が発生した。A、B両物質が引き合う重力場とは何なのか。重力場で慣性質量に働く引力(推力)はなぜ発生するのか。なぜ物質の存在で重力場ができ、そこでは時間が遅れるのか。


これらは重力場という未解明の場を持ち出すより「重力場と呼ばれていたのは、実は時間の遅れた空間そのものの事だった」とした方が正解ではないか。


物質の持つ基本性質


物質の質量は「慣性質量」と「真の質量」で構成される事は本シリーズの「ダークマターの正体」その他で主張してきた。慣性質量は慣性力や重力場で加速度を受けるという受動的性質を持ち、それは物質殻内に閉じ込められたエネルギーにより与えられる性質だ。


これに対し真の質量は重力場を作るという能動的性質を持つ。これは先の慣性質量(エネルギー)とは無関係であり、物質殻そのものが持つ基本的な能力であり、物質の四次元体積で決まる量となる。つまり物質の真の質量はたとえ三次元体積がゼロになり消失したかに見えても四次元体積が同じなら真の質量は同じであり、重力場を作り続ける事になる。このような事例は物質が大きな結合エネルギーを放出して三次元体積がゼロになっても、物質は時間軸方向に無限に伸びただけであり四次元体積は保存されており、真の質量には変化がなく、したがってそれの作る重力場も存在し続ける。


これの実例が例えば電子ー陽電子反応であり、両者の強い結合エネルギーで三次元体積がゼロになり一見消失するが、四次元体積は保存されるので重力場は変化しないで存在し続ける。この結合体がダークマターの正体だとするのが前記仮説ダークマターの正体である。


真の質量が重力場を作る能力の意味


物資(慣性質量ではなく真の質量)の持つ基本的な能力として時間軸を伸ばす(時間を遅らせる)作用がありそうだ。物質は四次元時空間で時間軸方向に伸びようとする基本的な性質がある。その性質によりその周囲の空間も時間軸が伸びる。つまり時間が遅れる。


つまり物質の持つ重力場を作る作用というのは正確には空間の時間速度を遅くする能力なのであろう。もちろん時間の遅れた空間の事を重力場と呼んでも差し支えなく、従来の重力方程式の「重力の強さ」を「時間遅れ量」で書き換えればニュートンン、アインシュタインの重力方程式がそのまま使える。なので本論ではその様に扱う。


この物質の持つ時間を遅らせる能力は多くの物質が集まるほど加算され、増大していく。これらは既に解明されている重力方程式の「重力場」を時間遅れ場として置き換えれば、ほとんどの場合はそのまま適用できる。この能力は物質に属するが、慣性質量やエネルギーには存在しない。


ここで説明、証明が必要なのは「時間速度の変化する空間に慣性質量を置いたときに、それにF=Maの力が働く原理」であり、さらにそれが「加速度を受けたときに慣性質量に働く力と重力場で受ける力が同じ原理である事」であろう。



慣性質量が重力場で受ける力の正体


三次元空間において慣性質量は時間遅れのより大きい方向(時間速度勾配の深い方向)に推力(F=Mg)を受ける。これは慣性質量の正体であるエネルギーの内部運動量が時間勾配の無いところでは打消されて外部には運動量が現れないのに対し、時間速度勾配がある場合にはその内部運動量が全ては打消されなくなり、外部に運動量が現れる。これが重力場における慣性質量が受ける引力の正体であると推定する。


この仮定を入れると重力勾配がいくら大きくなっても、慣性質量Mに発生する力Fには限界がある事になる。同様に加速度増大に対しても、それに抗する慣性力Fの増大には限界がある。



空間の時間遅れと距離の短縮


観測事実に合致させるためには、三次元空間における距離は時間遅れの大きい空間ほど距離が縮まる。光はその最短距離を通る。その光の通路が実際の最短距離であるが、離れた場所の観測者がそれを観察すると光が曲がって進む様に観測される。これが重力レンズ効果である。


以下で上記推論を解説し、できる範囲で証明する。ただし数学的手法は不得意なので、できるだけ図解、論法での証明となる。


確定事象1. 重力場は物質が作るが、慣性質量には重力場を作る能力は無い。   

  
慣性質量(=重力質量)という受動的性質は恐らくエネルギーのみが作る。慣性質量ME=(エネルギーE)/c^2という関係になる。
    
物質はエネルギーを内部に収納することで慣性質量という性質を獲得している。従って慣性質量、重力質量と言う性質は物質に収納されているエネルギーにより発生する。


物質の内部構造


物質はその三次元体積内に多量のエネルギーを内蔵している。物質の慣性質量値はその内臓されるエネルギーによりもたらされる。物質の慣性質量M=(物質の内臓するエネルギーE)/(c^2)


これのイメージをまとめると物質と言う殻の中にエネルギーが閉じ込められている。物質と言う殻には真の質量があり、これが重力場を作る。しかしこれには慣性質量という受動的性質は無い。慣性質量は前記した様に物質に閉じ込められたエネルギーによりもたらされる。


これを摸式化すると、物質と言う球体殻の中で光子が乱雑な方向に飛び回っている状態に近い。光子は大きな運動量を持っており、物質殻にぶつかり運動量をあたえる。しかしランダムな運動なので与える平均運動量はゼロになり、物質が運動量を得ることは無い。


ここで時間速度勾配のある空間にこの物質があった場合の事を考えてみる。


物質内部モデル


    [図ー1] 重力場で物質に働く力


物質の摸式的構造

物質の持つ慣性質量とは物質殻内に閉じ込められたエネルギーによってもたらされる。例えば陽子なら、その慣性質量に相当するエネルギー938MeVを閉じ込めている。そのエネルギー形態は光子であると推定され、物質殻内でランダムに運動している。

物質が光子の形でエネルギーを閉じ込めていると考えられる根拠は、物質の三次元体積をゼロにした時に出てくるものが光子であるからだ。陽子と反陽子を結合させるとそれの時間軸が無限に伸び、三次元体積がゼロになり、両者の慣性質量に相当する光子が放出される。これは電子と陽電子でも同様な反応が起こり、光子が放出される。この反応は瞬時であり、別種のエネルギーが変換プロセスを介して光子になったとは考えにくい。つまり物質が内臓しているエネルギーとは光子であると考えるのが妥当だろう。

同時に物質殻内には電荷が格納されている。電荷は陽子、中性子内の+2/3と-1/3の電荷塊が知られている。また電子は-1の電荷をもつ。これら電荷と物質殻内の光子とは強く相互作用しながら物質殻内で共存している。


物質の重力場での挙動

物質内で慣性質量エネルギーMは外部観測者から見てランダムな往復運動をしているが、説明の簡略化のために左右のみの往復運動だったとして考えを進める。

均等空間では物質殻に与える運動量は右行と左行で釣り合い、平均的には運動量を受け取ることは無く物質に対する推力等は発生しない。


ここで重力勾配のある空間ではどうなるか検証する。私の主張では重力場とは真の質量による効果で時間時軸が変化し、時間の遅れが認められる空間である。


重力勾配のある空間とは時間遅れの程度に空間的な強弱がある空間である。この強弱が出来るのは重力場を作る「真の質量」との距離等で決まる。これは既存の重力方程式の質量項に「真の質量」を代入すれば求められる。


ここで [図ー1] の物質の存在する空間は左側が時間速度が遅く、右側が時間速度が速かったとする。Mはどの方向に移動中もその慣性質量は変化できない。なぜなら慣性質量、エネルギーは三次元空間での存在であり、質量エネルギー保存則に従うため。真の質量の様に時間軸方向に変形して逃げる事が出来ない。


するとMの運動量は時間の遅れた空間ほど大きくなる。これは外部観測者から見て等速運動している場合でも時間の遅れた空間では時間速度が遅れた分、速度は速くなったと観測され
るためである。そのため [図ー1] のMは左に移動し殻に衝突するときは運動量が増大しており、右に移動し殻に衝突するときは運動量が減少している。このため物質には重力勾配(時間速度勾配)の深い方向に運動量が加わる。これが重力場で受ける加速度の正体である。




加速度運動をさせるときに発生する慣性力の正体

次に物質が重力勾配の無い空間で加速度運動をするときを考える。 [図ー1] で物質が右方向に加速度運動をすると物質内のMの運動量は左方向で大きくなり、右方向で小さくなる。すると物質は右方向の運動量が発生し、加速に抵抗する。


つまり重力場で発生する運動量(推力、引力)と加速度運動をするときの抵抗力は発生のメカニズムが同じである。重力場と加速度運動の等価性はこれが原因となる。


時間速度と空間距離の関係


三次元空間における座標二点間の最短距離は光子の通路と等しい。光は時間遅れの大きい空間に向かって曲がるので三次元空間的には曲がった通路が実は直線の最短距離となる。またこの場合、二点間の最短距離は一本では無く多数存在することになる。そしてそれらは全て最短距離なので、全て等しい距離となる。



光路の解説-1



光路の解説-2




閉鎖空間-2



閉鎖空間-3





閉鎖空間-4


閉鎖空間-5


閉鎖空間-6










BHS-6.jpg









光子の波長は長くなっている。通過時間は変化なし。




これの証明は「3.三次元空間での質量エネルギー保存則」参照


物質とは四次元体積x・y・z・tが保存される存在であり、これ自体には慣性質量は無い。物質のt軸(時間軸)が長く変形すると保存則により三次元体積x・y・zが減少し、エネルギーの収納能力が減り、そのためエネルギーを放出しなくてはならなくなる。すると物質の慣性質量は減少する。尚、物質は必ずその三次元体積に応じたエネルギーを収納している。

この事は同時に物質の四次元体積内のエネルギー量(E×t)も不変であることになる。ここでEは三次元空間で保存されるエネルギー量。つまりエネルギーは三次元空間で保存され、同時に物質内に内蔵されているエネルギー量は四次元時空間では(E×t)が不変量である。

もし物質のt軸が無限に伸びると(x・y・z・t=一定)なので三次元体積がゼロになり、エネルギーの収納能力がゼロになる。エネルギーを収納できなくなった物質はそれを放出し慣性質量もゼロになる。

重力場を作るという能動的な性質は物質の四次元体積のみに依存する。エネルギーや慣性質量という性質は受動的な能力である。だから物質の三次元体積がゼロになり慣性質量を無くしても、物質の四次元体積は不変なので重力場を作る能力は変化しない。これがダークマターと呼ばれている物質の一形態である。

重力場を作るという能動的能力は物質が持つ「真の質量」によりもたらされる。これは物質の四次元体積に比例する量である。

慣性質量(=重力質量)という性質は言うまでもなく加速に対して抵抗し、さらに重力場で加速度を受ける性質だ。本論で主張するのは、この慣性質量には重力場を作る能力は無いという事だ。物質はその三次元体積に応じたエネルギー(慣性質量)を収納する。これらは後記する思考実験で証明する。


結論2. 時間の本質と質量エネルギー

三次元空間における時間速度と質量エネルギー保存則

三次元空間における時間速度は一定ではない。例えば重力場が強いと時間速度は遅く、最も強いと停止する。またこの時間速度は観測者により異なる。観測者の時間速度に対する相対速度になる。時間速度1の場所にいる観測者から見ると時間速度0.5にいる人は0.5倍の時間速度で観測されるが、時間速度0.1の場所にいる観測者が時間速度0.5の人を見ると時間速度は5倍になる。

重力場を作る能力は物質の「真の質量」によりもたらされる。慣性質量は関係しない。そして真の質量は自身の時間軸を引き伸ばす。すると四次元時空間は歪み、その物質の周囲の空間まで時間遅れが生ずる。この時間遅れした空間が重力場と呼ばれている。「重力場の強さ∝時間遅れの量」である。これの分布状態は重力方程式に従う。

つまり重力場とは時間軸が伸びた空間(時間遅れのある空間)の事である。ここで下記の法則が成り立たなくてはならない。

①慣性質量は時間勾配の方向に力を受ける。

その力の強さは重力場を時間遅れ場と読み替えた重力方程式に従う。時間速度は相対的であり観測者との時間速度差を観測する事になる。時間速度の遅い空間を見ると時間速度差だけ時間速度が遅く観測され、そこまでの空間に時間速度勾配があれば、その時間速度勾配に応じた加速度を受ける。

②物質の場合の重力場における運動とエネルギー保存則
時間速度勾配を物質が下れば、その物質は加速度を受け、その増大した運動エネルギーは時間軸が伸びたことにより物質の三次元体積が減ったことによるエネルギー放出で補われる。
時間速度勾配を物質が駆け上がるには、物質の三次元体積の増大に伴う必要エネルギーをその物質の減速により発生する運動エネルギーより補われる。

③エネルギー(光子)の場合の重力場における運動とエネルギー保存則

時間速度勾配を光子が下れば、エネルギーが増大する。しかしその光子は速度が一定なので振動数νが増え波長が短くなる(E=hν)。ここでもエネルギー質量保存則は厳密に適用される。光子が得たエネルギーはどこかから補われなくてはならない。
これは重力場を作った物質と光子との結合エネルギー増加により補われる。この場合、光子は重力場でエネルギーを得るだけであり、自身はエネルギーを供給できない。そのため重力場を作った物質がわずかに時間軸が伸びて時間が遅れ、三次元体積rが減る事によりエネルギーが生まれる。これにより光子が得たエネルギーが補なわれる。
光子が時間速度勾配を駆け上がるには、光子の運動エネルギーが減少するので、その波長が長くなる(赤方偏移)。この減ったエネルギーは、その重力場を作った物質に与えられる。

④拡張版の質量エネルギー保存則

質量エネルギー保存則は重力場も含めて厳密に成り立たなくてはならない。物質Aが天体Bに落下するとき、物質AはE≒MA×G×hの運動エネルギーを得るが、得たエネルギーはどこかで補われなくてはならない。これは物質Aと天体Bの重力結合エネルギーにより捻出される。A<<BであればほぼAの結合エネルギーから補われる。結合エネルギーとは重力場の時間遅れで三次元体積が減少する事により物質Aに内包していたエネルギーが解放される事による。
この現象は光子でも起こる。重力場を遡るとエネルギーが減り赤方偏移する。その減ったエネルギーはどこかに与えられなくてはならない。このエネルギーが与えられるのは重力場を作っている物質(天体)である。

④時間軸の伸び(時間の遅れ)により三次元空間が歪む。

三次元空間は時間速度の不均一分布によりゆがめられる。具体的には2点間の最短距離(直線と定義)が変化する。時間の遅れた空間では距離が縮む。時間が停止した空間では2点間の距離がゼロになる。

光は空間の2点間の最短距離を通る。観測者が時間の停止した空間の二点間を観測すると、光速度は一定なのでL/cが秒で光は通過するが、多くの物質が集まるとついには時間速度がゼロの空間が現れる。

⑥時間速度ゼロの地点(事象の地平面)は相対的であり観測者によって変わる。
時間速度にマイナスは無く、ゼロの地点が事象の地平面となる。事象の地平面の向こう側はその観測者にとっては存在しない。しかし別の観測者にとっては必ずしもそうではない。

⑦時間速度勾配(重力場)で慣性質量に加わる力の正体。
イメージとして例えると物質に内在するエネルギーは物質という容器内でランダムな運動量を持っている。通常の空間なら、これら運動量は全体として打ち消され、その物質に推力等が発生することはない。

しかし重力勾配があると、勾配の深い方向への運動量は増加し逆方向は減少する。そのため物質は加速され運動エネルギーが増加する。これが重力場での物質の加速度運動の原因である。同様に慣性という性質の原因も同様となる。

この推力は時間が遅れて物質の三次元体積が減り、エネルギーが余剰になった分が解消するまで続く。

物質はその大きさが四次元時空間で保存されるとした。重力場を作る能力は四次元体積で決まる。しかし四次元時空間を見渡せない我々からすれば「観測者から見て三次元体積(慣性質量に比例)を時間速度比で除したものが重力場を作る能力である」と言ってよい。

重力場を作る能力 M=(慣性質量÷時間速度比)

つまり時間速度が0.2の空間で1㎏の慣性質量と計測された物質は(1kg/0.2=5kg)つまり5kg相当の重力場を持つ事になる。


時間遅れの大きいほうに光は曲がる。

⑨重力場での挙動とエネルギー収支
重力場で物質が加速されるのを見て「物質が重力場からエネルギーを得た」と解釈される事があるが勘違いだ。重力場で物質が加速度を受けている状態でも質量エネルギー保存則は常に成り立つ。重力結合しつつある2物質の運動エネルギーは増え続けるが、そのエネルギーは2物質の慣性質量が減少することで補われる。

一方の質量が極端に大きい場合、結合により得る運動エネルギーはほとんど全部が小さい質量の物体に与えられる。そのエネルギーの出どころは小さい物質が重力場でその三次元体積が減少され、慣性質量が減少する。それに伴い発生する結合エネルギーにより補われ、保存則を満足する。

これが光の場合には様子が少し異なる。しかしその場合でもエネルギー保存則は適用される。

光が時間遅れの大きい空間(重力場の強い空間)から少ない空間に行くにはエネルギーを消耗し、逆の場合は増加する。これは波長の変化となる。これのエネルギー収支は重力場を提供している物質から補われる。これは光の様なエネルギーは物質の様に自身からエネルギーを調達できないので、重力場を提供している物質から補われるのである。



なんだか話が大きくなり、古典物理の範疇で宇宙の成り立ちを説明するなんて言ってたけど、これは古典物理を否定していないか? 古典物理では慣性力やの重力加速度、物質の本質に対する解明はされていなかったから、問題は無い。古典物理というか飼い主の信条である質量エネルギー保存則、無から有は生じない、その逆も無い。という信念は貫いているからいいのだ。 うーん  - - - 





結論3. 重力場で物質に働く引力のメカニズムと加速度との等価原理の本質

物質の持つ慣性質量とは物質内に閉じ込められたエネルギーによってもたらされる。例えば陽子なら、その慣性質量に相当するエネルギー938MeVを閉じ込めている。

物質内で質量エネルギーMは外部観測者から見て等速で往復運動をしている。均等空間では物質殻に与える運動量は右行と左行で釣り合い、平均的には運動量を受け取ることは無く物質に対する推力等は発生しない。


ここで重力勾配のある空間ではどうなるか検証する。私の主張では重力場とは真の質量による効果で時間時軸が変化し、時間の遅れが認められる空間である。


重力勾配のある空間とは、この時間遅れの程度に空間的な強弱がある空間である。この強弱が出来るには当然であり、これが出来る原因である真の質量との距離等で決まる。これは既存の重力方程式の質量項に「真の質量」を代入すれば求められる。


ここで [図ー1] の物質の存在する空間は左側が時間速度が遅く、右側が時間速度が速かったとする。Mはどの方向に移動中もその慣性質量は変化できない。なぜなら慣性質量、エネルギーは三次元空間での存在であり、質量エネルギー保存則に従うため。真の質量の様に時間軸方向に変形して逃げる事が出来ない。


するとMの運動量は時間の遅れた空間ほど大きくなる。これは外部観測者から見て等速運動している場合でも時間の遅れた空間では時間速度が遅れた分、速度は速くなったと観測され
るためである。そのため [図ー1] のMは左に移動し殻に衝突するときは運動量が増大しており、右に移動し殻に衝突するときは運動量が減少している。このため物質には重力勾配(時間速度勾配)の深い方向に運動量が加わる。これが重力場で受ける加速度の正体である。


次に物質が加速度運動をするときを考える。 [図ー1] で物質が右方向に加速度運動をすると物質内のMの運動量は左方向で大きくなり、右方向で小さくなる。すると物質は右方向の運動量が発生し、加速に抵抗する。


つまり重力場で発生する運動量(推力)と加速度運動をするときの抵抗力は発生のメカニズムが同じである。重力場と加速度運動の等価性はこれが原因となる。



3.本論を導くための推論

推論1. 三次元空間での質量エネルギー保存則。

[図ー2]は物質A,物質Bが重力で引き合い、その結合エネルギーを発電モーターで取り出し、バッテリーに蓄えるという趣旨の思考実験装置である。(他でもたびたび流用した図)

私の信じる基本原則は、そしておそらく物理常識としてもボックス②内で何が起ころうと、外部から測定したボックス②の慣性質量、及びそれの作る重力場は変化しない、つまり保存則が成り立つというものだ。(ボックス②からは何も出入りが無い場合)。本論を含める私の仮説はこれが基礎的な基本原則となる。


それに加え、私はボックス②内の電荷も保存されると主張する。ただし電荷は正,負があるので、それらが接近や結合してしまうと電場はボックス②の外部からは観測できなくなるが、電荷自体はボックス内で不変量として存在し続ける。


発電モーターを動かし物質A,物質Bから結合エネルギーを取り出すと、そのエネルギーはワイヤーや変換機を通ってバッテリーに蓄えられ、バッテリーの慣性質量はその結合エネルギーの質量換算値分(ΔM=E/c^2)が増加する。そしてボックス①内の(A+B)の慣性質量は同じ量が減少する。これでボックス②内での質量エネルギー保存則が満足する。


ここで結合エネルギーが十分に大きければ、ボックス①内の慣性質量がゼロにまでなりうる。その場合も
ボックス①内の質量減少分はバッテリーの質量増加となり、ボックス②内では質量エネルギー保存則を満足する。


更に私が強く主張するのは上記過程は必ず可逆的でなければならない事だ。ボックス①内からバッテリーに移動した質量について考える。もしここで発電モーターを逆転させると
エネルギーは逆流し、物質A、Bは引き離される。するとバッテリーの質量は減っていきボックス①内の質量は増加し、最終的には元の質量配分に回復する。


ここで重要なのは重力場の行方だ。もし重力場が質量エネルギーに付随するものなら、結合エネルギーを放出しボックス①内の質量が減少するとボックス①内の重力場も減少し、バッテリーに移動しなくてはならない。最終的にはボックス①内の重力場は無くなる事になる。

しかしそれではこの過程は可逆的では無くなる。重力場が無くなると物質A,Bを発電モーターで巻き上げて引き離しても空回り状態でエネルギーは流入せず、質量は回復しない。だからこの過程が可逆的であるためにはボックス①内の重力場は不変である必要がある。つまり質量エネルギーが流出しても重力場は変化しない。たとえ物質A,Bの慣性質量がゼロになっても重力場は不変で存在し続けなくてはならない。

これがこの思考実験で一番重要な結論であり、重力場は物質A、Bの慣性質量には依存しない量であるという事だ。結合エネルギーが十分に大きければA,B結合体は慣性質量がゼロになる可能性が有る。しかしその場合でもA,Bは結合する前の重力場を厳密に維持する。このA、B結合体がダークマターの正体である、というのが以下の「ダークマターの正体」という私の主張の結論でもある。


関連リンク ダークマターの正体
思考実験
                              [図ー2]思考実験装置


推論2.上記現象を四次元時空間での物質A,Bの状態により説明。

上記現象を合理的に説明するために四次元時空間での物質A,Bの状態を考えてみた。するとここで「物質の四次元体積保存則」というものを想定しなくてはならなくなった。


「物質」

陽子、中性子、電子など。通常は重力場を作る能動的性質と慣性や重力場での加速などの受動的性質がある。受動的性質は物質そのものが持つ性質ではなく、収納するエネルギーにより獲得する性質である。それに対し重力場を作るという能動的性質は物質そのものが根源的に持つ性質である。


「質量」

慣性質量や重力質量など、慣性や重力場で加速度を受ける受動的性質のこと。エネルギーと等価。E=Mc^2


①物質は四次元時空間で、その四次元体積x・y・z・tが保存される。
②物質はその四次元体積に応じた重力場を作る。
③物質は三次元空間で三次元体積x・y・zに応じたエネルギーを収納する。
④物質は自身が作る重力場で周囲空間の時間を遅らせ空間を歪ませる。
⑤物質の時間軸が伸びると四次元体積保存則より三次元体積が減少する。
⑥三次元体積が減少するとエネルギー収納能力が減りエネルギーを放出。
⑦極限状態では時間軸が無限に伸び、三次元体積がゼロになる。
⑧三次元体積がゼロになるとエネルギー収納がゼロになり質量もゼロになる。
⑨質量がゼロになっても重力場は物質の四次元体積に依存するので不変。
⑩この三次元体積、質量がゼロで重力場のみ伴う物質がダークマターである。

関連リンク  四次元体積保存則


推論3.エネルギーの性質のまとめ。

エネルギーは三次元空間で総量が保存される量であると共に物質内では四次元時空間でもエネルギー総量が保存される。


推論4.重力場を作るもののまとめ。

重力場を作る能力MTもエネルギーと同じ三次元空間で保存される量である。重力場は物質のみが持っている性質であり、その強さは物質の四次元体積に依存する。しかしこの表現は一般化できていない。一般化すると重力場を作る能力MTは三次元体積の慣性質量Mを観測者に対する時間速度比SRで除した値になる。

重力場を作る能力 MT(kg)=慣性質量M÷時間速度比SR=観測者と同一時間速度での慣性質量

従って重力方程式に上記MT(kg)を代入すれば、その物体が作る重力場Gが求められる。

あらゆる物体は上記で作られた重力場Gの中で慣性質量M(kg)に比例した力を受ける。
F=GM


エネルギーは無個性でワイヤーを伝って移動したり形を変えれるが、物質は個性があり、ワイヤーを伝ってバッテリーに移動したりすることはできない。どのようになっても物質AとBはボックス①内にとどまる。重力場もAとBに付随する。

このようにして慣性質量を失った物質A+Bがダークマターであり、三次元空間での体積と慣性質量がゼロのもかかわらず、重力場を持つ存在である。

最も多いと思われるダークマターは電気力結合による消失質量体である電子-陽電子結合体や陽子-反陽子結合体などである。

万有引力、という認識との決別

私の仮説では重力場を作る能力は物質にあり、その重力場で引力を受ける性質は「質量(慣性質量)」であるとしている。

しかしこれはニュートンの考えた「万有引力」という概念とは違う。ここでは質量どうしに働く引力だとされた。アインシュタインの重力場とは空間歪であるという概念には近いが、空間歪の担い手はエネルギー運動量であるとされた。しかし私の主張では空間歪を生じさせるのは物質であり、その強さは四次元体積に依存するとした。この場合、エネルギーや運動量は空間歪の生成に関与していない。

物質の四次元体積は一種の表面張力が働く。物質は四次元時空間の時間軸を伸ばす。その時間の遅れた空間に侵入した慣性質量は

この飼い主の妄想はどこまで続くやら~。





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