2022-11-28 (Mon)✎
四国の徳島県にある大歩危峡に行ってきました。 2022/11/27
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大歩危、小歩危(おおぼけ、こぼけ)は名前が面白いので印象に残っていた。しかしバスで通り過ぎただけであり、行ったことは無かった。四国観光の観光バスでガイドさんが解説してくれたのを覚えていただけだった。そこで今回は大歩危峡に行ってみることにした。ついでに祖谷のかずら橋にも寄った。その後、岡山の後楽園にも行ったのだが、それは別のページにまとめた。→岡山の後楽園にて
以下は大歩危峡
ここにもきれいな紅葉があった。下の川では何やら船の訓練の様な事をされている。見えていないが実際には何隻もあり、漕ぎ手は一隻に四人のようだ。

観光船に乗ってみた。ここの船は保津川下りの様な急流は行かず、流れのよどんだ流域だけを回遊している。スリルは無く、ゆったりした短時間の回遊だ。
保津川は船員さんが3~5人いたが、ここではワンマンだった。素朴そうな年配男性の船頭さんだった。船はモーターで動かすし、穏やかな流れなので力仕事はあまりないのだろう。それに比べると保津川下りは大変な船旅だ。船員さんが船を適切にコントロールしないと確実に事故を起こす。
巨岩の壁が川の両岸に連なる。洪水の時にはこれらの巨岩はほぼ水没するらしい。ここは紅葉がメインの観光地ではないが、山にはそれなりに紅葉する樹木が有り、色づいている。
頻繁に他の遊覧船と出会う。巨岩には地層が出ており、土砂が堆積してそれが強く圧縮されてできた堆積岩だとわかる。地層は水平に堆積してできるものだから、これが約45度も傾いていることから、この大地が45度傾くほどの大きな地殻変動があったことを物語る。しかもこの辺りは場所が変わると地層の向きが逆転するほど複雑な地殻変動を経験した大地だ。近くを通る大断層帯である中央構造線の威力だろうか。人類が誕生する以前に人類が経験したことの無い様な、巨大地震を伴う巨大地殻変動があったのだろう。
この地層が出来た時代はぎりぎり恐竜さんたちが生きていたかもしれない頃だ。

以下は祖谷のかずら橋
祖谷(いや)のかずら橋はかなり有名。大歩危峡から近いところにある。四国徳島県三次市。近くには平家の落武者伝説があるようだ。
かずら橋の入り口。渡るのは一方通行になっている。大人\550.
多少はビビっている人もいた。
踏み外しても落ちる心配はないから安全だ。しかし私はサンダルで来たので、危うくそれを落とすところだった。もし落としていたら取りに行くわけにもいかないので、片足裸足で歩くというかなり悲惨な事になっていただろう。だからここに行くにはサンダル履きはやめた方が良い。
つり橋と言えば金属橋をカムフラージュしたものも多いが、ここの橋は天然材料のようだ。
芯に金属ワイヤーが隠されているかもよー

しっかりとした作りだから不安は無い。もちろん多少は揺れるが。足元は隙間が大きく、下の川が良く見える。
かずら橋のすぐ近くにある琵琶の滝という小さな滝。昔々、平家の落人が都をしのんでここで琵琶(楽器)をひいていたとか。
なぜか遠近感が狂って見える!滝つぼにいる人は大人なんだけど異常に小さく見える。なぜ?まあ実際にはそれくらい距離が離れているんだろうけど、何らかの錯覚で距離感覚が狂うのだろう。こんな事から小人伝説が生まれる?
このあたりには休息して軽い飲食ができる茶屋のような店が2~3軒あった。それでそのうちの一軒に入った。川魚(鮎、アマゴ)が串に刺され、回転しながら遠火で焼かれている。そこで鮎¥600.とぜんざい¥400.を食べた。安くはないが大きな鮎で、焼き加減も良く美味しかった。
駐車場は二ヶ所あり、少し離れた場所が¥300.近いところが¥400. ナビの指示通り行ったら近い方の駐車場になった。しかしここに行く道は少し細く「行っていいのかな?」と若干不安になるだろう。距離は大差なく、遠い方でも十分だと思った。しかしこの駐車場の管理人さんは話好きで、聞かなくても色々な情報を教えてくれた。とても親切だ。少しtoo muchだったが。
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